1. Web アプリケーションの充実:性差医療情報ネットワークのコンテンツには、現在、海外ニュースリリースは 145 ページ、女性外来病院サイトは各県ごとのコンテンツとし、 63 ページとなっている。また、今年度はあらたに男性外来病院サイト 63 ページを追加した。来年度は、海外ニュースリリースのコンテンツがあらたに 50 ページ、また、女性外来がすでに全国で 300 箇所以上となり、これらの情報をさらに細分化したコンテンツに変更する必要がある。これらの新規コンテンツを維持するために、本年度は、大量のコンテンツを含む Web サイトの情報を素早くかつ簡単に検索できるシステムの基盤づくりをした。作業項目としては、以下の項目においての変更ならびに拡張を行った。
ア.目的に適した方法でコンテンツを検索、整理およびナビゲートできる環境とする。
イ.サイトビジターから提供されるデータを収集、保存および分析可能とする。
ウ.頻繁に変更されるコンテンツを含む Web サイトの更新が簡単かつ管理できるようにする。
エ.静的 Web ページの処理の充実と、動的 Web ページの処理が対応できるように変更する。
オ.データベースへのアクセスを、従来の MS/SQL server だけでなく、 Microsoft Access, Oracle 9i, MySQL などの各種のデータベースに対応できるように適切なデータベースドライバをサーバ側に準備する。
2. Web サーバの移行、拡張性の対応:会員限定のサイトのコンテンツとして、各セミナーで収録したビデオを公開するという要望があり、当初から会員限定のサイトとして、 UMIN サーバを借用することで実現を目指してきた。ストリーミング動画ファイルは、ウエブページの文字や画像などと違って、単にサーバに置いたからといって、勝手にエンドユーザまで届くというものではない。ストリーミングは、動画データを「送受信しながら再生する」技術であるから、常に安定してエンドユーザまで動画データが届かなければ、きちんと再生されない。つまり、配信サーバだけでなく、配信ネットワークインフラもセットとして考え構築することで、プロフェッショナルなストリーミング配信が可能となる。本年度の作業としては、会員メールアドレスから、其の属しているプロバイダを分析し、ターゲットとなるセグメントを分析し、来年度のストリーミングサービスのパイロットスタデイの対象ユーザの絞込みを行った。対象となる基準として、以下の項目でセグメントを定めた。
ア.大手回線キャリア系のストリーミングサービスが受けられる方、つまり、ユーザが、直接バックボーンに付属している ISP 接続ユーザ。
イ. CATV/ADSL/FTTH プロバイダ系ストリーミングサービスが受けられる方、つまりユーザが、 CATV/ADSL/FTTH 網の中にいるユーザ。
ウ.まったくストリーミングサービスを実施しても、配信を受けることができないユーザ(エンドユーザ側がブロードバンドだというだけで、動画がきちんと流れるわけではない場合)
3.多種開発言語の対応化:昨年度までは、開発言語環境を、 ASP のみ対応していた。しかし、 Microsoft 社が NET Framework を公開したことにより、 ASP.NET 開発者用にサーバー環境を設定した。また、動的 Web サイトの作成を念頭に、 JSP 開発者のためにも、システム上に JRE(Java Runtime Environment) の環境も準備した。
4.メールシステムの充実化:本年度は、メーリングリストの配信ができるように、メーリングサーバーの設定を行った。パイロットスタデイとして、役員のみで運用を実施し、その後全会員向けのメーリングリストの配信を行っている。
5.ウイルス・セキュリテイの対策:本年度は、ウイルス対策として、3社のウイルスソフトメーカーを併用することで、被害を受けることはなかった。また、常に、 JCSA( 日本コンピュータセキュリテイ協会 ) 、 IPA/ISEC (独立行政法人情報処理推進機構)などから、情報を収集することで、事前対策を行った。