Subject:

Task Force Announces New Cervical Cancer Screening Guidelines

アメリカ予防サービス対策委員会、子宮がん検査の新ガイドラインを発表

Source:

National Cancer Institute News Release, January 22, 2003

(翻訳:芝田早苗;文責:生姜恵美生賀恵美;松永晶子;監修:    提供:株式会社ライフモード)

 

The National Cancer Institute (NCI−アメリカ国立がん研究所)は、U.S. Preventive Services Task Force (USPSTF−アメリカ予防サービス対策委員会)が発表した子宮がん検査の新しいガイドラインを支持している。このガイドラインは、American Cancer Society (アメリカがん学会) が11月に発表したものに類似しており、子宮がん検査と発見に関する最新研究、および最近明らかにされたヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の影響も含めた子宮がんの過程に関する最新研究に基づいている。

「この分野の主要な専門家が、USPSTF とアメリカがん学会が作成したガイドラインを検討して来ました。子宮がん死亡者数を継続的に減少させる鍵は早期発見にあり、これらのガイドラインは、女性と担当医師が子宮がん検査についてインフォームド・チョイス (十分な説明を受け、よく考えたうえでの選択) をする助けとなります」と、アメリカ国立がん研究所がん予防科のディレクター、Peter Greenwald 博士は話している。

2002年、アメリカにおける子宮がん死亡者数は 4,100人であった。この数字は、Papanicoloau (Pap) test −子宮頸部の組織を採取し、顕微鏡で検査を初めて導入された20世紀中ごろの数字と比較して 70% 減少したと推定される。がんが形成される前に起こる著しく異常な細胞の変化を検出するうえで、子宮がん検査は重要である。

近年の研究では、性行為によって感染するHPVが子宮がんの主要原因であることが確認されている。HPV が多く見られる感染症であるのに対し、子宮がんは一般的ではなく、またほとんどの HPV感染症は治療を施さずに治癒し、子宮がんを引き起こすことはない。

USPST、およびアメリカがん学会のガイドラインは、それぞれ以下のサイトで閲覧できる。
http://www.ahrq.gov/clinic/3rduspstf/cervcan/cervcanrr.htm

アメリカ国立がん研究所が示す子宮がん検査の要点は、以下のとおりである。

・ 子宮がん検査は、性行為を経験し始めてから約3年後に開始されるべきであるが、検査開始の時期は 21歳以前が望ましい。

・ 初めての性行為から 3年経ってから子宮がん検査を受ける理由としては、一過性の HPV 感染や子宮けい部の軽度の細胞変化が一般的であること、さらに重度の異常細胞やがんが形成されるには数年を要することがあげられる。また 25歳以下の女性が子宮がんを発症するのは非常に稀である。

・ 女性は 3年に1度 Pap test を受けるべきである。

・ 過去10年に精検の為の検査を少なくとも3回以上受け、なおかつこの Pap test を1度も受けていない 65〜70歳の女性は、担当医師と相談の上で子宮がん検査の受診を止めることも可能である。

・ 子宮の完全摘出を受けた女性は、その手術が子宮の前がん症状または子宮がんの治療として行われたのでない限り、子宮がん検査を受ける必要は無い。

・ 女性は、子宮がん検査を開始する時期、検査の頻度、受診を中止する時期などについて、専門医師からアドバイスを受けることが望ましく、特に HIV 感染などの要因により子宮がんのリスクが通常より高い女性は、専門家に相談するべきである。

HPV に関するより詳細な情報は以下のサイトで入手できる。
http://newscenter.cancer.gov./BenchMarks/archives//2002_04/related_article.html