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NIH/ORWH Announces $6 Million in Grants to Foster Careers in Women’s Health - BIRCW II Program Advances Research at 12 Institutions in 11 States

アメリカ国立衛生研究所/ORWH女性医療分野のキャリア育成を目的に、600万ドルの助成金交付を発表全米11州12箇所の研究所で女性医療研究を推進するBIRCWH IIプログラム

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NIH News Release, September 30, 2002

(翻訳:生賀恵美;文責:松永晶子;監修:    提供:株式会社ライフモード)

 

アメリカ国立衛生研究所(NIH)は、女性医療研究を様々な専門領域へ拡張させる新施策として、全米12箇所の研究所に約600万ドルを授与し、女性医療分野における新研究の開発と若手研究員の教育を支援するプログラムを発表した。当初は2000年秋に開始されたこのプログラムは、BIRCWH (Building Interdisciplinary Research Careers in Women’s Health - 女性医療における学際的研究キャリアの育成)と呼ばれ、その目的は、若手研究員と上級研究員でペアを組ませ、助言や指導を受けられる学際的かつ科学的な環境を提供することによって、女性医療問題に取り組む研究員を増加させることである。BIRCWHプログラムは、NIHのORWH(オフィス・オブ・リサーチ・オン・ウイメンズ・ヘルス)が主導し、NICHD(アメリカ国立小児保健発育研究所)が管理している。 2002年会計年度にBIRCWHの助成金を受けた研究所は以下の通りである(個々のプログラムの内容については、文末のリンクを参照)。

Boston University
Oregon Health and Science University
Brown University
University of Pennsylvania
Duke University
Stanford University
Magee-Women's Health Corporation
Tulane University
University of Maryland
University of Utah
SUNY Downstate Medical Center
Vanderbilt University

「BIRCWHプログラムは、女性医療研究の推進に多大な好機を提供します。駆け出しの研究員は、基礎、臨床、行動、医療サービス、公衆衛生など、様々な専門分野のベテラン科学者と共に働くことで貴重な研究経験を積むことができます。またキャリアに関する助言を受けると同時に、異なる見地から科学的疑問を究明する機会を得ます」と、ORWHのディレクター、Vivian Pinn医師は話している。

このプログラムのスポンサーには、ORWHの他にNIH傘下の7つの研究所、そしてNIH Office of Dietary Supplements(NIH栄養補助食品事務局)、Agency for Healthcare Research and Quality (AHRQ-アメリカ医療研究・品質調査機構)が含まれる。様々な科学分野からのスポンサーを統合するBIRCWHでは、医療や疾患におけるセックスやジェンダーの要因といった主要な女性医療研究に対し、それぞれの知識を斬新な形で利用するよう研究者を奨励している。

「BIRCWHプログラムの今回の大規模な拡張により、女性医療の主要な問題に対する科学者の関心は数段高まるでしょう。BIRCWHは、臨床訓練から、独立した研究のサポートへと移行するキャリアの開発を支援します。このような助成金は、女性医療の訓練を十分に受けた研究者の増加に大きく貢献するでしょう」と、NICHDのDuane Alexander医師は話す。

このプログラムの目的は、女性医療の進展につながる研究を促進すること、そして研究結果の臨床ケアへの反映を促進することである。この目的を達成するためBIRCWHでは、女性医療に関心をもつ若手研究員に対し、複数の科学分野に広がる個々の研究に、最先端の訓練を結びつけるチャンスを提供している。助成金を受けた研究所におけるこのような経験が、研究者の数を増やし、彼らの技能を高めることにつながる。さらに若手研究員が助言や指導を受けられる環境が、女性医療を専門とする科学者の育成につながると期待されている。

過去に研究助成金を受けたことのない若手研究員は、助成金を受けた研究所のIWHR(Interdisciplinary Women's Health Research - 学際的女性医療研究)奨学生に応募できる。奨学生に選ばれた研究者は、助言や指導をうけられる研究環境で2〜5年間過ごし、自身の研究技術を成長させる機会を得る。奨学生は、研究技術だけでなく、独立した治験担当医になるための技能も習得する。各研究所の指導者は、女性医療における学際的アプローチの促進を重視する、定評のある治験担当医である。協力部署からの指導者は、IWHR奨学生のプロジェクトが女性医療に重点をおいた研究である限り、必要な専門知識や研究資源を提供するよう推奨されている。

プロジェクトは、基礎研究、探索的研究、臨床研究、医療サービスのいずれかの研究となるが、NIHの生物医学的および行動学的な範疇、またはAHRQの医療サービス研究の範疇でなくてはならない。たとえば1つのプロジェクトで、身体の異なる器官に関する専門知識を集結し、従来の専門分野の域を超えた疑問に取り組むことも、または生物学的、行動学的、公衆衛生学的な手法を同一の研究課題に応用することも可能だ。

BIRCWHプログラムの興味深い点は、これがORWHと他の機関との共同スポンサーで運営されていることである。過去には、特定の研究所が定義する目的に研究範囲が限定され、重要な問題が十分に研究されなかったこともあっただろう。しかしBIRCWHに参加している共同スポンサーは、それぞれの専門領域を超えた研究に対しても、学際的な取り組みを支援することが許容されている。

BIRCWH II プログラムへのリンク: 
http://www.nih.gov/news/pr/sep2002/BIRCWH.doc