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抗酸化物質の低用量の補給は、男性のがんリスクを低下させるかもしれないと、Archives of Internal Medicine(内科医学文書)11月22日号に掲載されたある記事は報じている。
この記事は、ベータカロチン、アスコルビン酸、ビタミンE、セレン、亜鉛などの抗酸化物質は、フリーラジカル(体内代謝によって生成される活性分子)が引き起こす有害な影響の一部を予防する可能性があること、また食餌からの抗酸化物質摂取が低いと、がんおよび心臓血管疾患の発症率が増加する可能性があることを示唆している。
パリの、Institut National de la Sante et de la Recherche Medicale (INSERM)およびUnite de Surveillance et d'Epidemiologie NutritionnelleのSerge Hercberg博士が率いる研究チームは、抗酸化ビタミンとミネラルの組み合わせを使用し、栄養補助食品に、がんおよび心臓血管疾患の発症率を低下させる効果があるか否かを、フランス人の成人1万3,017人を対象に調査した。研究参加者の男女の内訳は、女性7,876人(35〜60歳)、男性5,141人(45〜60歳)であった。
参加者は、アスコルビン酸120mg、ビタミンE30mg、ベータカロチン6mg、セレン100mcg、亜鉛20mgを含むカプセル、もしくは偽薬のカプセルのどちらかを毎日一錠服用するグループのいずれかへ無作為に分けられ、研究開始から平均7.5年の追跡調査が行われた。
がんの発症率(抗酸化物質グループ4.1%、偽薬グループ4.5%)、心臓血管疾患の発症率(抗酸化物質グループ2.1%、偽薬グループ2.1%)、そして全死因の死亡率(抗酸化物質グループ1.2%、偽薬グループ1.5%)については、抗酸化物質と偽薬の間には有意な差異は確認されなかった。しかし性別によるがん発症率を考察したところ、女性と比較して男性のがん発症率は31%低く、研究グループは、男性参加者にのみ抗酸化物質の明確な保護機能を見出した。また死亡率に関しても、同様の傾向が男性参加者に確認された。
「7.5年の後、低用量の抗酸化物質の補給は、女性ではなく、男性に対して総体的ながん発症率および全死因による死亡率を低下させました。この補給が男性だけに効果を表すのは、男性がもつ特定の抗酸化物質、特にベータカロチンの基準値が低いためであるかもしれません」と、研究グループは記述している。さらに研究グループは、「私たちの研究は、果物や野菜を十分に含む健康的な食餌から摂取可能な用量の抗酸化物質を、適度でバランスの取れた栄養補助食品から取り入れることは、男性に対してがん発症の予防効果をもつことを示唆しています」と結んでいる。
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