Subject:

Women Benefit More from Quitting Smoking than Men

女性は男性以上に禁煙の恩恵を受ける

Source:

NIH News Release, June 2, 2003

(翻訳:生賀恵美;文責:松永晶子;監修:    提供:株式会社ライフモード)

 

Lung Health Study(LHS−肺医療研究)の新しい研究結果は、喫煙の中止後に、一般的に女性の肺機能は男性のそれと比較して、より大幅に改善されることを示唆している。

LHSの研究グループは過去に、男性と女性のどちらもが喫煙の中止による恩恵を受けることを示唆する研究結果を発表している。しかし今回の新たな分析結果は、喫煙の中止が与える影響は、男性以上に女性の肺に対する効果が大きいことを示している。この研究結果は、アメリカ疫学ジャーナル(American Journal of Epidemiology)6月1日号に掲載されている。

アメリカ国立心肺血液研究所(NHLBI)の支援を受けたこの研究は、5,300人の中年喫煙者を5年間追跡調査した。参加者全員が、軽度または中度の慢性閉塞性肺疾患(COPD)に罹っていた。

喫煙中止後の1年目年には、女性の肺機能は男性の肺機能の2倍以上改善された。喫煙を中止した参加者は、調査期間中を通して、男性以上に女性の方が改善された肺機能をよく維持していた。しかしこの男女間の格差は、時間の経過と共に縮小した。喫煙を継続した参加者については、平均して男性も女性も同様に肺機能の低下が見られた。

COPDは、肺機能の段階的喪失を特徴とする進行性の肺疾患で、喫煙はその主要原因である。COPDはアメリカで4番目に多い死因であり、死亡数が最も急速に増加している死因でもある。COPDには、肺気腫、慢性気管支炎、慢性閉塞気管支炎、肺気腫と慢性気管支炎の併発といった形態がある。