Subject:

Menopause: What makes some cope better than others?

メノポーズとうまく付き合える人とそうでない人がいるのはなぜ?

Source:

AAAS/EurekAlert!, Press Release, September 21, 2004

(翻訳:生賀恵美;文責:松永晶子;監修:    提供:株式会社ライフモード)

 

体のほてりや気分の変動に悩まされる程度でメノポーズを乗り切る女性がいる一方で、まるでホルモンのジェットコースターに延々と乗り続けているような経験を強いられる女性もいる。なぜこのような違いが見られるのだろうか?

「それは全て抵抗力で決ります」と、ヴィクトリア大学(Victoria University)のLily Stojanovska助教授は話す。Stojanovska助教授は、オーストラリアのパースで開催される第8回オーストラレーシア・メノポーズ学会会議(Australasian Menopause Society Congress)で、この予備的研究の結果を発表する。同助教授は、女性がどのように閉経の過渡期を経験するのか、その中でも特に、女性の人生においてメノポーズは、彼らの健康や幸福の意識に影響を及ぼす主要な要素であるのか、もしくはメノポーズ以外にそのような要素があるのかを調査する目的でこの研究を開始した。「女性の中には、他の女性以上に抵抗力に優れ、メノポーズなど人生の主要な出来事を、より肯定的に受け入れられる人がいます。私たちは、そのメカニズム、つまり更年期に上手く対応するツールが何であるのかを見出したいと思いました」と、Stojanovska助教授は話している。

ストレスの多い状況や生活の変化を、他の人以上に肯定的に受け入れて生活できる女性は、このような状況下において自身の抵抗力を高めるための戦略やテクニックを駆使していることを、この調査は示唆している。調査参加者は、3ヶ月の間隔をおいて、2度の詳細なインタビューを受けた。インタビューでは、「抵抗力」の意味と対応メカニズムの認識に焦点がおかれた。またメノポーズ周辺の女性とメノポーズ後の女性の間に見られる差異や、彼らの抵抗力に寄与する心理的要因の解明も調査のポイントであった。

インタビューで得られた質的データから引き出された結果は、研究テーマに基づいて分析された。予備段階の結果は、メノポーズ周辺の女性とメノポーズ後の女性にはいずれも、以下の3つの主要なテーマがあることを示している。

● 人生の逆境や難関を乗り越えて来た女性は、メノポーズという課題にもうまく対処していた。

● 人生の問題に対してほとんど抵抗力を見せなかった女性は、メノポーズに対しても抵抗力を見せなかった。

● メノポーズにうまく対処する方策を模索している女性は、補充医学や哲学的アプローチについて深く考え、その開拓や試用に関して改革的かつ積極的であった。

メノポーズに関する研究の多くは臨床的なものである。しかし今回の研究は、メノポーズの時期に起こる様々な身体的および精神的要因に焦点をあてながら、クォリティ・オブ・ライフ(生活の質)を調査することを目的としていた。このような身体的/精神的要因の中には、自宅を巣立つ/自宅に戻る子ども達、高齢の両親、性欲、体型の変化、自尊心などが含まれている。

「今回の研究結果は、私たちが過去の研究で得た内容と一致しており、今後『メノポーズの最も有効的な対処法』に関する教育ガイドラインの基盤を成すでしょう。またこの研究結果が、メノポーズに対する女性の抵抗力を改善し、その過渡期を過ごす厳しさを多少でも和らげるようになると思います」と、Stojanovska助教授は話している。